ELファイバーは必要な長さにカットして発光させることが出来ます。
その場合、ELファイバーの先端の方をカットして、電極が付いているELファイバーを使用しますので、配線加工部分が付いている方が必要な長さになるようにカットしてください。カットした部分の先端は収縮チューブ(火を近づけると縮む透明なチューブ)等でカバーしてください。
なお、その際に鋭利なハサミ等で行わないと、ファイバー内部の髭線が芯電極に接してしまいショートしてしまう事があります。また、必ず、インバーターに繋がない状態でカットを行って下さい。※カットした先端部分も、コネクター付コードと配線加工をすれば発光させることが出来ます。
カットして電極部分が無いELファイバーを発光させる場合は、新たにコネクター付コードとの配線加工が必要となります。ハンダ付けを行う作業となりますので配線経験が必要です。下記手順を参考にしてください。よくわからない場合はお問い合わせください。
・手順1.ELファイバー外径被膜の塩ビを先端15mm〜20mm程ハサミ等で注意深く剥ぎ取り、ファイバー線を出します。2本の細いひげ線と蛍光膜に覆われた芯線が出てきます。※2本の細いひげ線を切らないように注意して塩ビを剥いでください。
・手順2.ハサミやカッターナイフの刃で蛍光膜(発光層)を1cm位剥いで芯線をむき出しにします。※下写真の状態になります。
・手順3.2本の細いひげ線とコネクター付リード線の1本、芯線とコネクター付リード線のもう1本をそれぞれハンダ付けします。ハンダ付けをした2本の線がくっつかないようにリード線の長さに差をつけてからハンダ付けするか、ハンダ付けをした一方を収縮チューブやテープで巻いてもう一方のリード線と絶縁するようにします。※下図参照。
細いひげ線を直接ハンダ付けすると切れる可能性がありますので、発光層に絶縁テープを巻き、その上に銅箔テープを貼ってひげ線をその上から巻きハンダ付けする方法が最もお勧めです。
・手順4.インバーターに接続して点灯するか確認し、OKなら絶縁テープを巻きます。
なお、下写真のように、収縮チューブがあればハンダ付けを行う前にリード線に通しておき、ハンダ付けが終わってから収縮させて絶縁させます。※ELファイバーの先端が剥き出しの場合は、収縮チューブを付けるかテープなどで絶縁処理をしてください。
以上で完了ですが、配線加工は必ずインバーターを接続しない状態で行ってください。通電した状態での配線加工は危険です。ショートにより感電やインバーターの破損ならびに焼損を起こす場合があります。配線加工上の事故等につきまして弊店では責任を負えませんのでご了承ください。
インバーターとの接続については、ELシートでのインバーター接続と同じです。
※組み合わせるインバーターはELファイバーの長さにより種類が異なります。必ず発光の長さに適合したインバーターの使用が必要です。最適な発光になるように調整していますので、適合しないインバーターを使用すると問題が生じます。詳しくはEL使用上の注意内のインバーターの注意事項をご確認ください。